1 予報帯
・青い+がいつもの総社市の観測所位置、今回は福山市田島に移動観測。
・観測所での予報時刻は20h18m09s(JST)。
・恒星はいて座で高度17度と低空。
2 観測場所
・観測場所は田島の「やぶ椿と水仙の里駐車場」。
・PhaethonのラインではL5とL6のほぼ中間。
3 Limovie による光量グラフ(17m55s~18m17s)
・Exp=0.144s、Gain=350 もう少し短時間にしたかったが、低空でシンチレーションの影響があったため少し長めの時間とした。
・赤点で少し落ち込みがある。フレームの時刻は表示の通り。
・総社市の観測所での予報時刻は18m09sであり、西から影が来るので数秒程早く落ち込むのはまんざらおかしくはない。
・しかし、CSVfileから求めた対象星の平均カウント数(1779)とframeNo.868のカウント数(933)で、ポグソン式から求めた減光光量は0.7等にしかならず、予報の減光量4.3等とは違いが大きい。
・隠された恒星が重星の可能性があり伴星だけ隠された可能性もあるが、1frameのみの減光なので何とも言えない。
・以上のことから、この光量の落ち込みはシンチレーションの影響と考えるのが妥当か。
・複数地点の観測結果があればもう少し判断材料が得られそうだが、単独観測のようなので今回は通過と判断した。
4 測光画面
・青円が対象星、黄円が比較星。
・もう少し光度が近い比較星を画面に入れるべきであった。
5 観測地でぎょしゃ座方向を写した写真
・駐車場に設置すると電線が邪魔になるので岸壁寄りに設置した方がよい。
・満潮時刻だったようで夜釣り人がちらほらいた。海岸べりの観測地は当日の潮も調べた方がいい。