小惑星・月による恒星食の観測記録

在りし日の倉敷天文台

1PPS発光部の鏡筒への固定方法等について

1.GHS15と1PPS発光部

f:id:hidedanna:20210808103448j:plain

・GHS15の基盤のLEDから並列に分岐して外にコネクターをつけています。

・3mのケーブルを介して先端に高輝度赤色LEDを付けています。

・並列なので多少暗くなりますが問題ありません。

・鏡筒への固定は手元にあったカメラアクセサリーの小型バウンスボード(白い板でストロボ光を反射させて光を和らげるもの)の白色板を外したものを使いました。

・クリップがついているので筒先の任意のところに固定できます。

・スイッチ、可変抵抗もつけようと思っていましたが、これで使い勝手がいいのでそのままです。コネクターの抜き差しがスイッチ代わりです。

  

2.取付の様子

f:id:hidedanna:20210808102648j:plain

・アームは任意のところで固定できます。光量調節はLEDの位置や「砲弾」の向きを変えて済ませます。トラブル防止のため撮像中にgainを変えないようにしています。

・この辺りは柔らかい針金(電気工事で使う被覆ケーブルもいいかも)と洗濯ばさみ等を流用してもできそうですね。

・一度設置調整すると観測終了までそのままです。

・観測中に移動してケーブルを引っかけたり、望遠鏡に触れるトラブルもありません。

 

3.以前使っていたVK-172とUSB3.0延長ケーブル

f:id:hidedanna:20210808102814j:plain

・上記の外付けLEDに改造するまではこれを付けてしばらく使っていましたが、現在VK-172は使用していません。

・私のVK-172は個体差があるのか動作が不安定で発光しない時がよくあり、観測の不安材料でした。

・そこで上記のようなものを作った訳です。

・VK-172は、近くに別のGPSレシーバーがあったり金属製ドーム内では発光しないという情報もありました。

・私の場合、屋外の移動観測の際にも発光しないことがありました。

・JOINの他のメンバーからは同様の話は聞かないので、個体差かもしれませんね。