小惑星・月による恒星食の観測記録

在りし日の倉敷天文台

2021-01-01から1年間の記事一覧

20211227(UT) (1002)Olbersiaによる恒星食(通過)

1 予報帯 ・青い+が観測所位置。 ・南限界線付近のキワ。 2 光量グラフ ・16m00s~17m00s ・赤点付近が予報時刻付近。 ・一見減光しているように見えるが、比較星(黄色)も同様に減光し、減光幅も小さいことから通過と判断した。 ・16m19s~16m56s

20211227(UT) (426)Hippoによる恒星食(通過)

1 予報帯 ・青い+が観測所位置。 ・掩蔽帯から外れており、通過確認観測。 2 光量グラフ ・55m00s~56m00s ・赤点が予報時刻付近。 ・55m23s~55m42s

20211214(UT) (517) Edith による恒星食(通過)

1 予報帯 ・表中の青い+は観測所位置になるが、東の木立や総社市の光害が支障となるので井原市美星町烏頭に移動観測した。 ・観測地は青い+よりも少し中心寄りにあたる。 ・いずれにしてもキワに近い観測が予想された。 2 光量グラフ ・50m00s~51m00sまで…

20211209 (UT) (3548)Eurybatesによる恒星食(通過)

1 予報帯 ・今回は愛媛県西予市明浜町の野福峠展望所に遠征した。 ・白○が観測地。キワを狙って北限界の内側に布陣した。 ・観測地の選定にあたっては、OAA(東亜天文学会)愛媛支部の竹尾昌氏から紹介された地元の兵頭健一氏の情報を参考にした。 ・当日は…

20211123(UT) (5524)Lecacheuxによる恒星食(曇天・不成立)

1 予報帯 ・Occult4による独自予報。 ・予報時刻 11/24 05h20m(JST)。 ・対象星13.3等、小惑星16.5等、Ori、高度40°、Rank100 でした。 ・快晴⇒べた曇り⇒雨とバラエティに富んでいました(泣)。

20211113(UT) (106)Dioneによる恒星食(減光)

1 予報帯 2 光量グラフ ・55m30s~57m30sまでのグラフ ・exp=0.0711s ・黄色が比較星 3 減光時刻の解析 4 復光時刻の解析 ・復光量が減光時と異なる点が気になる。 5 時刻補正について ・現象後に1分間のLED発光を撮像しているが、 Time correction ti…

20211110(UT) (223)Rosa による恒星食(通過)

1 予報帯 ・観測地は南限界の外側1σ内。 2 測光グラフ ・01h00m45s~01m45sまで。 ・赤点が予報時刻。やや下がっている。 ・予報通りのMagDrop=1.9であれば、カウント数は500あたりまで下がるはず。また、前後の変化からも明らかに掩蔽ではない。 ・グラ…

20211026(UT) (3978)Klepestaによる恒星食(減光)

1 予報帯 ・予報では南限界付近のキワであった。 2 測光グラフ(05m30s~06m30s) ・Exp=0.144s、Gain=600/600 ・キワで減光時間が短いと思われたので、試写の上、できるだけ短時間露出とした。 3 減光時刻の解析 4 復光時刻の解析

20211003(UT) (3200)Phaethonによる恒星食(減光)

1 予報帯 ・広島県尾道市向島高見山駐車場で移動観測をした。 ・予報中心から約1㎞北付近。 ・島の星空は思ったよりきれいに見えた。 2 測光画面 ・03m30.134″~03m30.979″までの測光 ・この前後は消し忘れたPPS発光に埋もれており測光不能。 3 光量グラ…

20211001(UT) (5594)Jimmillerによる恒星食(減光)

1 予報帯 ・青い+は総社市の観測所位置。 ・今回は東の木立を避け、観測所から西へ7㎞の美星町大倉(星空公園の近く)に移動観測した。 2 測光画面 ・exp 0.253s、Gain 600(MAX) ・対象星が14等と暗いため事前の試写とグラフ化で解析可能かどうか確認し…

20210919(UT) (955)Alstedeによる恒星食(通過)

1 予報帯 ・青い+がいつもの総社市の観測所位置、今回は福山市田島に移動観測。 ・観測所での予報時刻は20h18m09s(JST)。 ・恒星はいて座で高度17度と低空。 2 観測場所 ・観測場所は田島の「やぶ椿と水仙の里駐車場」。 ・PhaethonのラインではL5と…

移動観測時の電源等について

1 移動観測の電源等 ・メインの電源は7.0Ahのバッテリーです。 ・PC電源、赤道儀電源もバッテリーから給電できますが、あえて正弦波インバータを介しました。正弦波にした理由は、PCや赤道儀にとって安定した給電ができるようなような気がしただけです。詳…

20210830(UT) (1280)Baillaudaによる恒星食(減光)

1 予報帯・JPLによる予報帯。青い+が観測地点。南限界より外で予報では通過。 ・観測地点付近を影が通過するのは11m06sと予報されていた。 2 測光画面 ・右の青い円が対象星。左の黄色い円が比較星。 3 光量グラフ ・10m22sから12m20sまでのグラフ。雲の…

1PPS発光部の鏡筒への固定方法等について

1.GHS15と1PPS発光部 ・GHS15の基盤のLEDから並列に分岐して外にコネクターをつけています。 ・3mのケーブルを介して先端に高輝度赤色LEDを付けています。 ・並列なので多少暗くなりますが問題ありません。 ・鏡筒への固定は手元にあったカメラアクセサリ…

20210721(UT) (3925)Tret 'yakovによる恒星食(通過)

1 光量グラフ (予報時刻前後30s、計1分間) 赤点が現象予報時刻です。 2 光量グラフ拡大 3 JPLによる予報図

20210719(UT) (106)Dioneによる恒星食(減光)

1 光量グラフ 2 減光時刻の解析 3 復光時刻の解析 4 JPLによる予報図

Limovieのグラフに小惑星、恒星の名称を表示させる

私はこうやってます、という程度のご紹介です。他にも方法があるかもしれませんが。 なお、現象のOcElmntファイルが手元にあるという前提となります。 1 Asteroid timing guide を選択 2 1.Load from XML file を選択 3 OcElmnt を選択 4 読み込まれた…

20210522(UT) (2246)Bowellによる恒星食(通過)

1 光量グラフ ・赤点が現象時刻付近 ・現象時刻前後の各1分、計2分間のグラフです ・exp 0.338s 2 予報経路図(Occult4 JPL要素による) ・南にずれたかも?

2021.05.09(UT) (1264)Letabaによる恒星食(減光)

1 測光画面 2 測光グラフ ・現象前後30s、計約1minのグラフ 3 減光時刻の解析 4 復光時刻の解析

20210429 (UT) (3768)Monroeによる恒星食(通過)

1 11h48m~49m(UT)のグラフ ・少し落ち込んでいる赤点が予報に近い25sあたりだが、前後の変化から減光ではない。 2 上記のグラフの部分拡大 3 Occult4による予報 ・観測所は南限界を少し外れたところ。当初の予報では掩蔽帯内であったが、改良予報で北にず…

20210418 (346)Hermentariaによる恒星食(減光)

1 測光グラフ ・20m30s~21m30sまでのグラフです。 ・減光時の変化が気になります。 ・時刻補正はしていません。 ] 2 減光時刻の解析 ・時刻補正しています。 3 復光時刻の解析

20210419 (44492)Apophis 観測予定地

20210319(JST) (30)Uraniaによる恒星食(減光)

1 時刻補正画面 (現象前) (現象後) 2 測光画面 対象星、基準星ともRadius5、スレショルド65、基準星Driftで対象星AnchorのLink設定。 control speedは0.3付近に設定。 3 測光グラフ 10m20s~12m22sまでのグラフ。 4 上記グラフを「Correction for absorpt…

20210319(JST) (3906)Chaoによる恒星食(減光)

1 現象前のPPS発光と時刻補正 2 現象後のPPS発光と時刻補正 3 測光グラフ ・02h26m12s~27m16sのグラフです。 4 減光時刻の解析結果 ・中間値があったのでそこを赤点に選択。星食HBのマニュアルを参考。 5 復光時刻の解析結果 ・中間値があったのでそ…

20210310 (795)Finiによる恒星食(減光)

・23h30m40s~32m15sまでのグラフです(exp=0.202s)。 ・シンチレーションが悪かったせいか変動幅が大きいです。 ・減光時刻解析グラフです。 ・中間値がありましたので赤点をそこに設定しました。 ・復光時刻の解析グラフです。 ・平均光量を求める緑点…

20210221 (420)Bertholda(減光)

・観測時間は05h16m02s~18m42s ・露出時間は0.665s ・1ppsによる時刻補正はできていない

20210206 (67)Asiaによる恒星食

・現象前後各1分間のグラフです。 ・青が対象星、黄色が比較星です。 ・露出時間は0.338s。 ・240Fr あたりにも落ち込みがありますが、コマ送りで確認すると明らかにシンチレーションによる拡散でした。 ・Limovie読み込み時のStar Tracking設定は、Drift、…

20210206 (304)Olgaによる恒星食(通過)

・現象前後各1分間のグラフです。 ・赤点が現象予報時刻付近。明瞭な減光は見られません。 ・掩蔽予報帯北側のキワでしたので、通過したようです。

20210120 (1242)Zambesiaによる恒星食(通過)

・23h40m00s~41m00sまでのグラフです。 ・赤点が予報時刻付近。明瞭な減光は認められません。