小惑星・月による恒星食の観測記録

在りし日の倉敷天文台

20240111(UT) (1503)Kuopio による恒星食(通過)

1 予報帯

・青い+印が観測位置。

 

2 光量グラフ

・全体は19h33m00s~35m00s(UT) までのグラフ。

・exp=490ms Gain=400

・赤点が予報時刻付近。

・高度が26度、シンチレーションの影響が大きく赤点と同程度の凹みが見られる。

(PSF 測光・全体)

(PSF測光・部分拡大)

・解析途中で時刻データが消え、改めて読み込んだせいで時刻が少しずれている

(Aperture測光)

・Apertuer測光もしてみたが大きな違いは見られない。

(吸光補正)

・Apertuer測光値での補正。

・一見減光のように見えるが、他にも同様の凹みがあり、減光とは言い切れない。

 

4 光量測定画面

・画面2.5時方向が西。

・Apertuer測光での画面。

 

20240108(UT) (527) Euryanthe による恒星食(減光)

1 予報帯図

・青い+印が観測位置。

 

2 光量グラフ

・10h07m30s~08m50sまでのグラフ。

・Exp=338ms Gain=400/600

(上記の部分拡大)

 

3 減光時刻の解析

 

4 復光時刻の解析

 

5 光量測定画面

・画面4時方向が西。

 

6 PC動作確認

LimovieのVerification of the time PC recorded でのグラフかSharpCapのタイムスタンプ遅延及びフレームドロップの確認を行う。

・以下は、現象後のLED照射による確認。

 

20240106 (149) Medusa による恒星食(通過)

1 予報帯

・黄色の〇が観測地。(倉敷市下津井)

 

2光量グラフ

・14h24m00s~25m10s(UT)までのグラフ。

・Exp=165ms Gain=400/600

・赤点が予報時刻(24m31s)付近。黄色が比較星。

・予報時刻15s後あたりに怪しい凹みあり。

(予報時刻付近拡大)

(怪しい凹み付近拡大)

以下の理由で減光ではないと判断した。

①比較星も同様に凹んでいること。

②コマ送りでframeを確認したところ、大気の揺らぎで星が拡散していたこと。

③予報の減光(0.5等)に近ければ光量カウントは200ほど落ち込むはずだが、100程度(0.2等程度)の凹みであること。

④前後にも同程度の凹みがあること。

(薄雲補正後(全体))

・念のために補正したがやはり凹みは見られない。

 

3 光量測定画面

・画面4時方向が西。

 

20231231(UT) (694) Ekard による恒星食(通過)

1 予報帯

・黄色い〇印が観測地。

 

2 光量グラフ

・18h46m04s~47m04sまでのグラフ。

・青色が対象星。

・赤点が予報時刻付近。

・Exp=90.3ms Gain=400/600

・部分拡大

 

3 光量測定画面

・画面10時方向が西。

・黄色が比較星。

 

20231221(UT) (4460) Bihoro による恒星食(減光)

1 予報帯

・黄色の〇が観測位置(瀬戸内市邑久町)。

・中心よりやや西より。

 

2 光量グラフ

・11h16m10s~17m30s(UT) のグラフ。

・Exp=90.3ms Gain=400/600

 

3 減光時刻の解析

・減光量が予報よりもやや浅い。

 

4 復光時刻の解析

 

5 光量測定画面

・右やや斜め上が西方向。

 

6 PC動作確認

LimovieのVerification of the time PC recorded でのグラフかSharpCapのタイムスタンプ遅延及びフレームドロップの確認を行う。

・以下は、現象後のLED照射による確認。

 

20231221(UT) (17) Victoria による恒星食(減光)

1 予報帯

・青い+印が観測位置。

 

2 光量グラフ

・18h50m10s~51m30s (UT) までのグラフ。

・Exp=90.3ms Gain=400/600

・黄色は比較星。

 

3 減光時刻の解析

 

4 復光時刻の解析

 

5 光量測定画面

・黄色が比較星。

・画面上が西。

 

6 PC動作確認

LimovieのVerification of the time PC recorded でのグラフかSharpCapのタイムスタンプ遅延及びフレームドロップの確認を行う。

・以下は、現象後のLED照射による確認。

・先の(4460)Bihoro と同じ夜で、ほぼ同一撮影設定なのに、こちらはえらくばらつきが大きい。何故だろう?

 

20231213(UT) (217) Penthesilea による恒星食(減光)

1 予報帯

・青い+印が観測位置。

 

2 光量グラフ

・Exp=338ms Gain=400/600

・シンチレーションはあまり良くなかった。

 

3 減光時刻の解析

(参考:Mag Drop 機能未使用の場合)

 

4 復光時刻の解析

(参考:MagDrop機能未使用の場合)

・使用した場合と比べて多少差が大きい。

 

5 光量測定画面

・3Dグラフを見ながら測定すると、ノイズの海に浮かぶ信号を追尾する様子が良くわかる。

・画面右が西。

 

6 PC動作確認

LimovieのVerification of the time PC recorded でのグラフかSharpCapのタイムスタンプ遅延及びフレームドロップの確認を行う。

・以下は、現象後のLED照射による確認。

・秋に買い替えたPCだが、意外とズレは大きい。(WIN11,i7,16GB,SSD

・追加でインストールしたのは、SharpCap、HACSTIP、Limovieだけでさほど負荷はかかっていないと思うが何故だろう?