小惑星・月による恒星食の観測記録

在りし日の倉敷天文台

20221102(UT) (1282) Utopiaによる恒星食(通過)

1 予報帯

・青い+印が観測地。ほぼ南限界線のキワ。

アメリカでも2地点で布陣されていた。

・中心線から15㎞北に布陣した観測者が5.4sの減光を観測していることから、北にずれたのかもしれない。

・もう一人の観測者は私より6㎞北であったが、残念ながら曇天不成立だったらしい。

 

2 光量グラフ

・58m31s~59m30sまでのグラフ。

・exp=0.124s Gain=450

・赤点が予報時刻付近。

(上記の部分拡大)

・赤点付近の落ち込みが、いかにもらしく怪しいが、entireグラフでも同じ程度の落ち込みが見られること、比較星も同様の変化をしていること、減光量が0.25等で予報値(1.4等)と大きく異なること等から、通過と判断した。