小惑星・月による恒星食の観測記録

在りし日の倉敷天文台

20230903(UT) (2893) Peiroos による恒星食(減光)

1 予報帯

・青い+印が観測地。

・中心よりやや北寄り。

・高度26度、合成等級13.6等とやや厳しい条件。

 

2 光量グラフ

・12h38m45s~39m45s(UT) までのグラフ。

・exp=490ms Gain=400/600

・予報中央時刻(39m13s)よりもやや早く減光した。

・そのため、従来の1分間の撮影時間では減光前のポイントが少なくなってしまった。長めのexpでは撮影時間も伸ばすべきだった。

・目視では見えなかったが、靄でもかかったのか、双方ともカーブにうねりがある。

・そこで吸光補正機能を利用したグラフで解析した。

 

3 減光時刻の解析

 

4 復光時刻の解析

 

5 光量測定画面

・青が対象星、黄色が比較星、画面下が西。

 

6 Aperture測光(参考)

・念のためAperture測光でグラフ化してみた。

・すると、うねりのないグラフが得られた。

・そのグラフで解析すると、PSF測光に比べて減光時間が0.1s長くなった。