小惑星・月による恒星食の観測記録

在りし日の倉敷天文台

20240205(UT) (497) Iva による恒星食(減光)

1 予報帯

・青い+印が観測位置。

 

2 光量グラフ

・16h27m45s~28m45sまでのグラフ。

・exp=20.8ms Gain=250/600

・対象星は視直径が大きいらしく、予報では「Expect fades>0.02secs(star dia)」となっている。

上記の部分拡大

・中間値が複数得られたので、contact angle を報告した。

 

3 減光時刻の解析

 

4 復光時刻の解析

 

5 光量測定画面

・画面右が西

 

6  減光区間の拡大

・contact angle は、減光で38度、復光で29度を得た。

区間の両端は微妙にRを描いている。これは回折光の変化を拾っている?

・傾きの違いは、Iva と対象星が接したところの外縁の傾きを表している?

7 PC動作確認

LimovieのVerification of the time PC recorded でのグラフかSharpCapのタイムスタンプ遅延及びフレームドロップの確認を行う。

・今回は、前LED照射終了間際の27m44s前後にdropが1frame発生したので、その個所を外して補正した。

・以下は、現象後のLED照射による確認。

 

8 drop frame について

・先に書いたように27m44s付近でdrop frame が発生した。

・該当箇所のCSVfileが以下で、赤文字のところでexpの0.0208sを大きく外れている。

dropした1frame分の時間をこの2frameで稼いでいるので、解析に対して影響は無いと思われるがどうなのだろうか?