小惑星・月による恒星食の観測記録

在りし日の倉敷天文台

20230511(UT) (52)Europa による恒星食(減光)

1 予報図

・今回は県中央部の吉備中央町に移動して観測した。

・ほぼ中心線付近。

・減光時間が最大52.2秒と非常に長いが、減光等級が最大0.19等と浅いので解析しやすい画像を得ることが必要だった。

・黄丸が私の観測地点。

 

2 光量グラフ

・17h04m30s~07m30sまでのグラフ。

・exp=327ms Gain=250/600

・expは長めに、Gainは抑え気味にした。

・減光中は対象星と比較星の光度が逆転しているが、復光付近(520frame)はグラフが変動して不明瞭となっている。

(上記の部分拡大)

・当日は、現象1時間前まで対象星付近に雲があったので、復光時にその影響が考えられた。

・そこで、Limovieの吸光補正機能(correction for absorption) を使用してグラフ化してみた。

・復光は明瞭になった一方、減光は逆に判りにくくなった。

 

3 減光時刻の解析

・吸光補正前のグラフで減光と思われるframeを赤点にして解析してみた。

 

4 復光時刻の解析

 

5 測定画面